第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦時下で大切なものを失いながらも前を向き、日々の暮らしを紡いでいく女性・すずを描き出す劇場アニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』です。12月20日(金)の公開を前に、監督・片渕須直を追ったドキュメンタリー映画「<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事」の劇場公開と配信が決定いたしました。
2016年11月12日に公開され、深い感動の輪を拡げていき、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、仏・アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞など、国内外で70以上の賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ、映画『この世界の片隅に』。このドキュメンタリーは、多くのファンと上映劇場の熱意に支えられてきた本作の公開後、3年近くに亘る100回の取材で監督・片渕須直の日々に迫ります。『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の制作、全国の映画館での舞台挨拶、その映画館に足を運ぶファン達との交流。そして、妥協なきリサーチの日々。「この世界」を通じて見えてきたのは、数多くの<片隅>に生きる人々の姿。彼らひとりひとりを大切にし、向き合ってきたのは、監督・片渕須直の生き方そのものではないだろうか。
また『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』でも音楽を手がけるコトリンゴが、本ドキュメンタリーのためにテーマ曲「かんとくさん」を書き下ろしており、コトリンゴが奏でる美しい旋律が、本作にさらなる奥行きを与えています。
本ドキュメンタリーは12月20日(金)の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』公開に先立ち、12月13日(金)からテアトル新宿、テアトル梅田、八丁座、呉ポポロ他全国劇場にて公開が決定です。また、12月18日(水)からは、iTunes、Amazonプライム・ビデオ、Google Play、ひかりTV他での配信(デジタルセル)も決定しました。(HD版2,500円~、SD版2,000円~)
【STORY】
2019年10月28日、監督・片渕須直は東京国際映画祭のレッドカーペットを、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』主演女優のんと歩いている。2016年11月に始まった映画『この世界の片隅に』の公開から約3年。そこには、日本全国で行われた数多くの舞台挨拶、海外の映画祭への参加、そして『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』公開に向けて、徹底的なリサーチと圧倒的なこだわりを持ってアニメーション制作に臨む監督の姿があった…。
出演 :片渕須直、のん、岩井七世、花澤香菜、浦谷千恵、
松原秀典、伊藤憲子、コトリンゴ、柴崎憲治、川本三郎
監督 :山田礼於
音楽 :コトリンゴ
語り :中井貴惠
撮影 :長田勇
製作 :株式会社ジェンコ
制作協力 :アトリエ・NOA
プロデューサー:真木太郎、白木芳弘
共同配給 :東京テアトル、ジェンコ
2019年/日本/95分
(C)「片隅たちと生きる」製作委員会