3 月12 日(月)夜、滋賀県大津市のユナイテッド・シネマ大津にて、世界遺産比叡山の麓で僧侶を目指す12 名の学生と、倍率10 倍以上の中から当選した一般当選者88 名の総勢100 名が、映画『ちはやふる -結び-』を一緒に鑑賞するイベント「百人一首かるた100 人試写会」が開催されました。
上映に先立ち、本作にも出演している大津市の観光キャラクター「おおつ光ルくん」と原作漫画でもおなじみのマスコットキャラクター「スノー丸」がゲストとして登場です。競技かるた初段を持つ光ルくんに、初心者のスノー丸がかるたで対戦をすることになりました。見届け役として登場した3 人目のゲストが越直美大津市長です。手に汗握る勝負は、さすがの初段「おおつ光ルくん」の勝利となりました。
競技かるたの魅力が伝わったところで、『ちはやふる -結び-』の小泉監督からロケ地やエキストラ等の協力に対する感謝のメッセージ動画が流れ、さらに市長から今年11 月に「第一回競技かるた世界大会」を大津市で開催するという発表がなされた。越市長は、「より多くの皆さんが参加できる第一回世界大会にしたい」と発言。「ちはやふる」ワールドでその魅力が表現された競技かるたという、日本の伝統文化的要素も持つ新スポーツの未来が垣間見えるイベントの締めくくりとなりました。
イベント参加者からは、「光ルくんとスノー丸の競技かるた対決が面白かった」「映画の競技かるたの映像の迫力に圧倒された」「世界大会を大津で開催するなんて嬉しいです」と言った声が聞かれました。
映画『ちはやふる -結び-』は、今週末3 月17 日より全国にて公開です。
『ちはやふる -結び-』「大津市」「競技かるた」の取組みについて
映画『ちはやふる』は、講談社発行のコミック誌「BE・LOVE」にて連載中、累計2200万部発行の大人気漫画「ちはやふる」を原作とした実写映画で、2016年に『上の句』『下の句』の二部作として公開され全国200万人を動員。数々の映画賞に輝き、出演したフレッシュな若手キャストたちを全国区に押し上げると共に、大人も感動できる青春映画の金字塔として話題となった。3月17日公開の『ちはやふる -結び-』はその続編にあたる。 近江神宮を擁する「かるたの聖地 大津」は、原作物語の主要舞台の一つで、競技かるたに青春全てをかける主人公たちが目指す、全国高校選手権大会が開かれる場所でもある。近江神宮は百人一首の第一首目「あきのたの~」の天智天皇を祀ることから「競技かるたの殿堂」と呼ばれ、敷地内に建つ近江勧学館にて、実際の高校選手権はもちろん日本一を決める名人位・クイーン位戦も行われている。その競技かるたは、漫画「ちはやふる」とその映画シリーズによって、心技体全てを使う競技としての魅力が広く一般に知られることとなった。
末次由紀による原作は、少女漫画では類を見ないスポ根もの。スピード感あふれる競技かるたの表現や、登場人物たちの青春期ならではの葛藤を繊細に落とし込み、幅広い読者層から支持を得ている。
そしてその映画化にあたり、監督の小泉徳宏は「ファントム」という1秒間を1000コマに分解できるカメラを用いることで、競技かるたの見せ場である「札取りの瞬間」の圧倒的なしずる感を巧みに表現。青春映画で数々のヒット作を生んでいる小泉監督がフレッシュなキャストから引き出す10代後半のこの時にしか訪れない「熱い瞬間」と、“畳の上の格闘技”と呼ばれる頭脳派スポーツである競技かるたの見事な融合が、今作『ちはやふる -結び-』でも遺憾なく表現されている。
百人一首競技かるたは、全百首の内、対戦時に並べられた五十首の位置を15分で暗記し、読み上げられる歌の最初の音への瞬間的反応を必要とされる頭脳派スポーツ。「かるたの聖地」を銘打つ大津市は、2020年東京オリンピックパラリンピックを2年後に控える今年、和の「百人一首かるた」とスポーツ競技の組み合わせである「競技かるた」初の世 界大会の開催を本年予定している。
映画 『ちはやふる -結び-』 ストーリー
いつも一緒に遊んでいた、幼なじみの千早・太一・新。家の事情で新が引っ越してしまい、離ればなれになってしまうが、高校生になった千早は、新にもう一度会いたい一心で、太一とともに仲間を集め、瑞沢高校かるた部を作った。「新に会いたい。会って『強くなったな』と言われたい。」創部一年目にして、全国大会に出場した瑞沢かるた部だったが、千早は個人戦で史上最強のクイーンに敗れ、さらに強くなることを部員たちと誓った。あれから二年―、かるたから離れていた新だったが、千早たちの情熱に触れ、自分も高校でかるた部を作って、全国大会で千早と戦うことを決意する。
一方、新入部員が入り、高校三年最後の全国大会を目指す瑞沢かるた部だったが、予選を前に突然、部長の太一が辞めてしまう。動揺と悲しみを隠せない千早…。千早、太一、新は、再びかるたで繋がることができるのか?
今、一生忘れることのない最後の夏が始まる。
●「公開記念特集号チラシ」(ロケ地マップ)
今作は昨年の春から初夏にかけて3分の2ほどが大津市で撮影された。近江神宮、近江勧学館をはじめ、琵琶湖疏水や旧竹林院などが劇中に登場する。
大津市は、その所在地の分かるロケ地マップを制作。
全国の『ちはやふる -結び-』上映映画館や、観光関連の施設等で配布している。
●SNSでの情報発信
「ちはやふる聖地プロジェクト」という名前のTwitter、Instagramにて随時情報を発信している。
Twitter : @chihaya_project / Instagram : chihaya.project
©2018 映画「ちはやふる」製作委員会 ©末次由紀/講談社