三浦しをんの苛烈なるサスペンスドラマ、ついに映画化!『光』「どうしてこれを思いつかなかったんだろう・・・悔しい!」『光』 原作者・三浦しをん 大森立嗣監督に嫉妬!?

11月25日(土)から公開することになりました、三浦しをん原作・大森立嗣監督、井浦新主演による映画『光』。三浦しをんの小説で人気の高い本作を、『さよなら渓谷』、『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣監督の手によりついに映画化です。

かねてからの競演を望んでいた井浦新と瑛太の狂気と怪物性、そして長谷川京子、橋本マナミの色気と母性がスクリーンに吸い込まれるような熱情を放ち、苛烈なる人間ドラマがここに誕生しました。今回、『まほろ駅前シリーズ』から3度目のタッグを組む、原作者・三浦しをんさんと、大森立嗣監督登壇のトークイベントを実施しました。映画化に至るまでのエピソードをたっぷりとお話し頂きました。

 

【日時】10月27日(金)

【場所】アキバシアター(千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル2F)

【登壇者】三浦しをんさん、大森立嗣監督

 

原作の三浦しをんさん、大森立嗣監督がイベントへ登壇。まず、原作小説の執筆した背景について聞かれた三浦さんは「心の暗黒成分がたまってきてマックスになったときに書いたのが『光』という小説です。」と明かし、直接的な“殴る・蹴る”といった行為でなくとも、日常の中に潜んでいる暴力や、残酷さ、理不尽さを表現したものであると解説。大森監督は原作を読んだ際、「なんてこった!と。三浦さん、あるんじゃんこういうの!と嬉しくなった。」と当時の気持ちを語りつつ、一方で「映画化したいと思いつつ簡単には言い出せない怖い作品だった」と葛藤があったことも明かした。

自身の小説が原作である『まほろ駅前』シリーズを「大好きな映画!」と語り、デビュー作である『ゲルマニウムの夜』から、大森監督のファンだったという三浦さん。「『光』を映画化していただくなら絶対に大森監督がいいとずっと思っていたので、映画化の話が出たときに“よし!やった!”と嬉しくなりました」と当時を振り返った。

実際に映画化へ進んでいくにあたって、大森監督が書いたシナリオを確認した三浦さんは「大森監督のシナリオはとにかく凄くてカッコいいんですよ。拝読して特にここがどうってことはなくて、ひたすら“凄―い!”って。楽しみでした」と、絶賛した。

三浦さんは原作小説を振り返り、「登場人物たちの狂気や暴力性は、津波があったから生じた訳ではない」という部分が読者へ伝わり切れていないのでは、と感じていたという。しかし、映画化する上で大森監督がエピソードの順番や構成を変えたことで、その懸念が解消されたと言い、「小説もこういう風にすればよかったんだなって思いました」と絶賛した。

マスコミ試写会でも、多くの映画評論家が俳優の演技を絶賛する本作。メインキャストである井浦新さんと瑛太さんのキャスティングについて聞かれた大森監督。ドラマでタッグを組んだことがあった井浦さんから「瑛太くんと芝居できる作品を撮ってほしい」と言われていたというエピソードを披露。それが今回の役にもリンクし、実現したことを明かした。

三浦さんは、「新さんはいい意味で目が“無”。目の奥に、とぐろを巻いてる何かがあって、それが今回の映画ですごく怖いな・・・!!っていう感覚になりました」と話し、「瑛太さんの表情は本当に今まで見たことがなくって、時々性別を超越して“悪女”みたいに見えました。」と独特の表現で語った。

また、好きなシーンについては、映画中盤の井浦新さんと瑛太さんの2人のシーンが印象に残ったと言い、原作にない台詞を聞いて、「どうしてこれを思いつかなかったんだろう・・・!!と思って、本当に悔しかったですね・・・」と本音を漏らした。「こんな台詞を思いつくなんて、監督はなんて悪い男なんだ。最高な台詞だなと思いましたね。」と絶賛し、これには大森監督も笑顔を見せた。

最後に大森監督は「食べやすい食べ物ばかりあるこの時代に、少し歯ごたえがあるものもいいかな。」と本作を表現し、「これからどんどん広まっていったら嬉しい」とアピール。2人のディープな話で盛り上がり、一般客への初お披露目となったトークイベントは終了した。

 

【物語】

25年前の殺人事件が、4人の狂気を呼び覚ます。僕たちは、人間のふりをして生きているー。

東京の離島、美浜島。中学生の信之は記録的な暑さが続く中、閉塞感のある日々を過ごしている。信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。美しい恋人の美花がいることで、毎日は彼女を中心に回っていた。ある夜、美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして信之は美花を救うために男を殺す。その夜、理不尽で容赦ない圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てを消滅させた。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった。

それから25年後、島をでてバラバラになった彼らのもとに過去の罪が迫ってくる―。妻子とともによき父として暮らしている信之と、一切の過去を捨ててきらびやかな芸能界で貪欲に生き続ける美花。誰からも愛されずに育った輔が過去の秘密を携え、ふたりの前にやってくるのだった。

 

【クレジット】

井浦新 瑛太 長谷川京子 橋本マナミ  南果歩 平田満

監督・脚本:大森立嗣 原作:三浦しをん(「光」集英社文庫刊) 音楽:ジェフ・ミルズ 

配給:ファントム・フィルム

©三浦しをん/集英社・©2017『光』製作委員会 

公式HP:http://hi-ka-ri.com/

 

11月25日(土)、新宿武蔵野館、有楽町スバル座 ほか全国ロードショー

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。