玉木宏さん主演映画「悪と仮面のルール」の追加キャストの発表です。
この度発表となった追加キャストは、ただいま放送中の連続テレビドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(カンテレ・CX)で紅一点の特捜班メンバーを熱演、そして7月スタートの連続ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 3rd SEASON」(CX)への出演も決定し、人気急上昇中の女優・新木優子さんです。
今回、玉木宏演さんじる主人公が、自身の顔を変えてまで守ろうとする女性を演じ、ヒロインとして出演します。
自身も初となるホステスという職業の役どころもあり、また女優として新たな顔を見せてくれます。
海外でも高い評価を得ている原作!
中村文則氏のサスペンス×愛の物語が映画化決定
日本国内のみならず、アメリカをはじめとした海外でも注目を集める日本人作家・中村文則氏の傑作原作を映画化です。2002年のデビュー以来、話題作を発表し続け、2005年の『土の中の子供』で芥川賞を受賞し、そしてその評価は国内に止まらず、「The Wall Street Journal」では<年間ベスト10ミステリー>に2012年、2013年と連続で選出され、2014年には、ノワール文学(=犯罪や暴力を主題に据えた小説)への貢献を讃えるアメリカの文学賞「デイヴィッド・グディス賞」を日本人として初めて受賞、世界的にも注目されている日本人作家であります。『悪と仮面のルール』は、これらの世界的な評価を決定的なものにした話題作でもあります。
これは特殊な環境で育ってしまった男の、究極の愛の物語。
相手を思うからこそ、離れなければならない…歪んだ目的のためだけにつくりだされたことを知り、自身の存在意義を見失っていた主人公は、ひとりの女性と出会うことで、自分の存在意義の可能性を見出す。それは、彼女を守ること。人間の闇、社会の闇が現実を動かす世界の中で、⾮道なシステムに翻弄される主⼈公が見せる、たったひとつの揺るがない思いと、それに突き動かされるように犯す罪。彼の⾏動は間違いなのか? ほかの生き方があったのか? サスペンスと純粋な愛が交差する、一級のエンタテインメントです。
主演の玉木さんは「非常にデリケートで難役」とコメントする通り、悪を秘め、それと戦う主人公の表現と向き合った。原作・中村文則氏が「現場にお邪魔して、とても面白くなると肌で感じました」と期待を寄せるなど、新たな純文学×エンタテインメントが誕生することは間違いないです。
ストーリー:
悪となるためにつくられた少年は、愛する少女を守るため、父を殺し、顔と名を捨て、そして少女の前から去った――
財閥家・久喜に⽣まれた少年・文宏は、10歳になった年、⾃⾝の出⽣の秘密を知ることとなる。
狂気にして巨悪、当主である実父に聞かされたのは、文宏が純粋悪となることだけを望まれて⽣まれた存在だという
こと。
そして『悪』となるための教育として、14歳の誕⽣日に「お前に地獄を見せる」と告げられる……
その日までに1年を切ったとき、文宏は父の部屋を覗き⾒た光景から地獄とは何かを予期する。
― 想いを寄せ合う相⼿、久喜家の養女・香織が父の手によって汚されようとしている。地獄とは、彼⼥のすべてが⾃分を悪にするために、父の⼿により損なわれてしまうことだと ――
⾹織を守るために、文宏は父を殺すことに。奇しくもそれは、父が望んだ悪に近づくことでもあった。
父を殺害した後、文宏は心身を喪失し、歪み、しだいに望まない父に似ていく。彼をおもんばかりつつも、父の面影におびえる香織に、文宏は彼⼥の前から去ることを決意。
⾹織と別れた文宏は、顔を捨てて別⼈・新⾕に成りすまし、彼⼥を影から見守り続ける。
そんな中、彼女の身を狙う存在を排除した⽂宏は、その裏で糸を引く人物と出会う。その人物とは、⽗と同じ歪みを持つ、久喜家の者、文宏の兄だった……そしてまた彼⼥を守るために、⽂宏は再度、罪を犯すことを決意する。
今回発表キャスト:
【新木優子(久喜香織役)】
1993年12月15日生まれ、東京都出身。
スカウトをきっかけにデビューし、2015年に美少女タレントの登竜門とされる「ゼクシィ」の8代目CMガールに抜擢され、注目を集める。
・主な出演映画
2015年「家族ごっこ」「風のたより(主演)」
2016年「泣き虫ピエロの結婚式」「インターン!(主演)」
2017年「僕らのごはんは明日で待ってる(ヒロイン)」
・主な出演ドラマ
『いつかティファニーで朝食を』(日本テレビ/2015年~2016年)
『家売るオンナ』(日本テレビ/2016年)
『ラブラブエイリアン』(フジテレビ/2016年)※連続ドラマ初主演
『100万円の女たち』(テレビ東京/2017年)
また、「ノンノ」専属モデルとしても活躍中。
新木優子さんコメント
Q.本作品のオファーがあった時の第一印象
原作を読んでいたので、原作ファンとして嬉しくもあり、またプレッシャーも感じました。
Q.香織を演じてみてのご感想や、演じる際に意識したことなどは・・・
香織は私が演じた女性の中でもすごく純粋で心の綺麗な女性でした。
私も香織を演じることで人に対する想いの強さ、大切さを実感できました。
繊細で上品な香織を演じるにあたって、いつもの自分より喋るスピードをゆっくりにしたり、瞬きをなるべくしないようにしていました。
Q.出来上がった作品をご覧になってのご感想と、これから見る人へのメッセージ
暗い始まりから想像もつかないようなラストに、台本を何度も読んだのにもかかわらず、アッとびっくりしました。愛する人、誰か想う人がいる人の強さは圧倒的だなと思いました。
この作品を見ることによって人を思うことがどれだけのエネルギーになるのか実感してほしいです。
松橋真三プロデューサーからのコメント
アメリカを中心に世界的に評価の高い中村文則先生の原作小説『悪と仮面のルール』は、ハードボイルドでありながら、繊細な恋愛小説でもあります。
ヒロイン「香織」は、登場するだけで観ているすべての男性が守ってあげたくなる存在感がなければなりません。
お会いした時から、相応しいのは彼女しかいないと思えるくらい、女優として発展途上の新木さんは輝いていました。
つらい過去を背負いながら明るく生きていこうとする「香織」は、玉木宏さん演じる主人公「文宏」にとっての希望でありながら、作品全体にとっても希望の光の象徴です。
設定よりも実年齢が少し若い新木さんですし、プレッシャーも相当あったと思いますが、見事に演じてくださいました。観客の皆さんにもぜひ作品を見ていただいて彼女に恋をしてほしいと思います。
クレジット:
キャスト:玉木宏 新木優子他 監督:中村哲平 原作:中村文則『悪と仮面のルール』(講談社文庫)
(C)中村文則/講談社 (C)2017「悪と仮面のルール」製作委員会
配給・宣伝:ファントム・フィルム
2018年全国ロードショー!