「THE 世界名作劇場展」を東京・池袋で今夏開催! アニメ制作会社・日本アニメーション創業40周年を記念した企画展 『フランダースの犬』『あらいぐまラスカル』『赤毛のアン』などを生んだ 「アニメのしごと」に迫る

アニメーション制作会社・日本アニメーション株式会社(本社:東京都中央
区、代表取締役社長:石川和子)は、今年創業40周年を迎えました。創業年の
1975年から製作された「世界名作劇場」シリーズも40周年を迎えたことを記念
し、2015年7月30日(木)~8月18日(火)、東武百貨店 池袋店(東京都豊島
区)にて企画展「THE 世界名作劇場展~制作スタジオ・日本アニメーショ
ン 40年のしごと~」を開催いたします。

創業時から目指し続ける「世界中の子どもたちと家族に向けた、心を豊かに
育むアニメーションづくり」。夢と感動がいっぱいの、心温まる作品を生み出
してきた製作過程にスポットを当て、アニメーションの礎を築いた「職人」た
ちによる、一般初公開となる貴重な制作資料や原画などを展示いたします。映
像、立体物なども交え、綿密な世界観づくり、魅力的なキャラクター設定、温
かみを感じる作画など、「世界名作劇場」シリーズを中心としたアニメーショ
ン製作の舞台裏を公開します。
<開催概要>
■企画展名:THE 世界名作劇場展 ~制作スタジオ・日本アニメーション 40
年のしごと~
■会期:2015年7月30日(木)~8月18日(火) 午前10時~午後8時
(最終日午後5時閉場、入場は各日閉場30分前まで)
■会場:東武百貨店 池袋店 8F催事場
■主催:(株)フジテレビジョン、(株)東武百貨店
■特別協力:日本アニメーション(株)
■企画制作:東映(株)
■入場料:一般・大学生800円、中・高校生600円、小学生以下無料
■お客様のお問合せ:東武百貨店 池袋店 TEL(代表)03-3981-2211
ホームページ: http://www.tobu-dept.jp

※東京会場以降、2年間をかけて全国巡回予定!帯広藤丸百貨店(北海道)、
奥田元宋・小由女美術館(広島)ほか
<展示の4つの見どころ>

【1】「世界名作劇場」シリーズほか キャラクター設定の原画100点(一般
初公開)
これまで門外不出とされてきた、アニメづくりの基盤ともいえるキャラクター
設定の原画を初公開します。
『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』『あらいぐまラスカル』『赤毛
のアン』をはじめとした1970年代の作品から、『小公女セーラ』『愛の若草物
語』『ロミオの青い空』、そして2009年の『こんにちはアン ~Before Green
Gables』に続くまで、世代を越えて”感動”を伝えてきた「世界名作劇場」シリ
ーズや、『未来少年コナン』『みつばちマーヤの冒険』など日本アニメーショ
ンを代表する作品の数々。登場する魅力的なキャラクターの設定や、物語の人
々の生活の様子まで感じとれる美術設定を見ながら、作品の魅力に触れる事が
できます。
今では貴重なセル画、放送当時の懐かしいグッズなども展示します。
【2】アニメを作る前のアイデアが満載!イメージボードや初期スケッチ
アニメを制作する最初の段階で、その物語の世界観、キャラクターの見た目や
性格など、制作スタッフが共有するために描かれたものが「イメージボード」
です。これらは監督や作画監督が描くことが多く、企画の初期段階ならではの
アイデアが満載で、鉛筆の線から、描き手の温かみを感じる事ができます。今
回、貴重なイメージボードも多数展示します。

特に、あの宮崎駿氏・高畑勲氏をはじめ数多くのアニメーター達に影響を与え、
「アニメーションの神様」と称される森やすじ氏による『フランダースの犬』
『シートン動物記 くまの子ジャッキー』『シートン動物記 りすのバナー』の
イメージボード、『あらいぐまラスカル』『みつばちマーヤの冒険』の監督で
ある遠藤政治(まさはる)氏による初期のラスカルやマーヤのスケッチは必見
です。

※「アニメーションの神様」森やすじ氏とは?
森 康二(もり やすじ 1925年1月28日 – 1992年9月5日)/アニメーター、絵
本作家。
日本における初期の本格的な商業用アニメーションの発足に携わり、指導的な
役割を果たした。数々の児童向けアニメーション映画・テレビ番組制作に参画
し、日本最初のカラー長編漫画映画『白蛇伝』など、長編漫画映画の製作にも
携わる。『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』など長・短編ア
ニメ製作を通じて、その後第一線で活躍することになる多くの人材〔高畑勲、
小田部羊一、宮崎駿、杉井ギサブローなど〕を育成。1975年より日本アニメー
ションでメインスタッフとして携わり、『フランダースの犬』など、TVアニメ
の創生期に大きく寄与した。
【3】宮崎 駿 直筆の『赤毛のアン』レイアウト原画30点(一般初公開)
1974年、高畑勲氏とともに日本アニメーション(※当時は前身のズイヨー映像)
に入社し、1978年の『未来少年コナン』で初監督を務めた宮崎駿氏。1979年の
「世界名作劇場」第5作目である『赤毛のアン』は、高畑氏が演出・脚本を、
場面設定を宮崎氏が担当しました。一般初公開となる当時のレイアウト原画を
一挙公開いたします。
【4】空気までも描いた美術監督・井岡雅宏氏、椋尾篁(むくお たかむら)
氏による背景美術の世界
アンが成長していくグリーン・ゲイブルズの家、マルコが旅したアルゼンチン
のはてしない荒野、フローネが裸足でかけた白い砂浜・・・。「世界名作劇場」
には世界各地の様々な国や地域が登場します。背景美術は景色や風、漂う空気、
木々の1本1本、登場人物の生活までも鮮やかな色彩で表現し、数多くの名シ
ーンを支えてきました。
その中でも『赤毛のアン』『ふしぎな島のフローネ』『みつばちマーヤの冒険』
などを担当した井岡雅宏氏、『母をたずねて三千里』を担当した椋尾篁(むく
お たかむら)氏、『ロミオの青い空』を担当した川口正明氏を中心に、美術
監督の背景画を多数展示します。
<その他の展示(体験コーナーなど)>

●『赤毛のアン』のシーンを完全再現!「アンの窓辺」で写真撮影
グリーンゲイブルズの部屋の窓辺で空想をふくらませるアン。
アンの窓辺を実寸で再現し、記念撮影を楽しんでいただけます。

●スペシャルシアター
7月4日から公開される映画『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』の告知映像
をはじめ、これまで日本アニメーションが手がけた企業CM、キャンペーン映像
などを一挙にご覧いただけます。短尺ながらも温かみのあるストーリーが好評
を博した、今では見られない貴重な映像も公開します。

●テレビ25周年を迎えた『ちびまる子ちゃん』のコーナー

●『うっかりペネロペ』の絵本の世界

●展覧会グッズ販売コーナー
本展限定グッズからライセンス商品の先行発売まで、多数販売の予定です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です